【望郷】作曲:井出慎二

 

とあるリハの日にリャンペイ君が「ビリンバウ」という弓に似ている楽器を持参してくれました。

その楽器には壺の形をした音を響かせる器が付いていて、竹ひごみたいな棒で弦を叩き、

手に持った鉄片で弦に当てたり離したりして音程の変化をつけながら演奏します。

ブラジルの楽器で、カポエラにも使われます。

 

ビリンバウの楽器構造が、世界で色々とある弦楽器のルーツの1つなのではないかと思ったのと、

人類の故郷を思い出させるような懐かしさを感じる音色なので、

瞬間にメロディーが湧いて、その日の内に曲が出来ました。

 

【使用楽器】

ソプラノサックス(ヤナギサワ S-800 ERIMONA)

ビリンバウ、コンガ(ソナー製)

ジェンベ、アウファイア、チャイナシンバル(ジルジャン製)20インチ